活動レポート

【TIFAセミナー報告】「ビルマ(ミャンマー)の難民女性や子どもの現状 ~軍事政権と民主化の狭間で見えるもの~」

活動:
TIFAセミナー
記事更新日:
2018/04/19

【報告】TIFAセミナー

ビルマ(ミャンマー)の難民女性や子どもの現状 ~軍事政権と民主化の狭間で見えるもの~

日時:2018年2月25日(日) 午後2時~4時

場所:とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」 視聴覚室

映像とお話:中尾恵子さん(日本ビルマ救援センター代表)

日本ビルマ救援センター(BRCJ)の代表として、長年ビルマ難民の支援活動を続けておられる中尾恵子さんに、難民キャンプの状況を中心に映像を交えてお話ししていただきました。


1)ビルマ概略

・タイ、ラオス、中国、インド、バングラデシュの5カ国に囲まれる。民族は約35あり、68%がビルマ族。90%が仏教徒(上座部仏教)。2016年新政権が発足し、アウンサンスーチー氏が国家顧問に就任するも依然として軍の力が強い。

2)ビルマ難民について

・1988年民主化運動を行ったことで他国に逃れた政治難民。日本にもたくさんの申請者がいるが難民認定はなかなかされない。(2016年度難民申請者総数10,901人のうち認定26人)

・国境を越えて難民となった少数民族の人たちのキャンプは、タイ国境に公式と非公式併せて17カ所、バングラデシュには国連管理下の2難民キャンプがある。中国やインド国境の難民には人身売買の犠牲者が多く出ている。

・国境を越えずにビルマ東部国境で避難生活を強いられる国内避難民が50万人いる。国際的な支援が届かないことが子供達の服装からもよくわかる。

・難民キャンプの支援は国際NGOや民族の自助組織が主に行っているが、2017年トランプ政権になってアメリカの政府系組織の支援撤退で支援活動に大きな影響が出ている。

3)BRCJの活動

・タイ国境の支援としては学校やコミュニティホールを作り、教育や女性の自立支援を行っている。子ども達は教師や医者になりたいと夜はローソクで勉強しており、学校にソーラーランタンを贈った。ビルマ国内の少数民族の避難民へは毛布や蚊帳などを届けた。

・日本国内では在日ビルマ人の祖国の民主化を願う活動を支援している。

4)ビルマ国内と国境の状況

・少数民族の住む地域は天然資源に富むため、政府軍はそれを目当てに強制移住させる。シャン州では軍の襲撃や略奪があり村も焼き討ちされた。

・女性の自助組織について

少数民族の13の女性自助組織が様々に活動を始めている。女性のリーダーたちが女性と子どもの権利や身体について教育する。また、「全ての人々が人権を享受し、自由で民主主義のビルマを!」と地域ネットワーク「オルトシアン」 を立ち上げた。

・児童労働について

ビルマの10歳~17歳の5人に1人が学校へ行かず働いている。中には12時間も働かされている現状がある。教育の必要性、労働法の改善が叫ばれるが、なかなか変化は起きない。

・人道活動家マ・ティダさん(女流作家で外科医)が発表した言論の自由度は60点満点中8点で、民主化はまだ遠い。

5)ロヒンギャ難民について

・現在バングラデシュに62万人のロヒンギャ難民がおり、ビルマ内ではラカイン州に130万人住んでいる。ロヒンギャ族と名乗るが、バングラディッシュ移民と見なされ国籍もない。ビルマに住めば「不法移住者」、バングラデシュに住めば「ビルマ人」と呼ばれ屈辱的な立場に置かれている。

・ロヒンギャ難民キャンプは密集していて、劣悪な環境で、土地はぬかるんで畑もできない状態。

・日本で難民認定を受けたビルマ民主化の活動家ですら、イスラム化を懸念して「ロヒンギャ」を認めない。大変根の深い問題である。

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以上が概要です。会場には1年半入管に収監され、やっと難民認定されたマウンマウンさんも来られていました。参加者の関心の高いロヒンギャ問題については、歴史的経緯、仏教とイスラム教との関係など複雑であるが、何年かかってもいつかスーチーさんが解決するだろうと言われました。難民キャンプも公式、非公式があり支援状況も違っているとのこと、必要な所に必要なものを毎年届けている中尾さんやBRCJの活動に頭が下がります。アンケートには「現地の実際の状況がよく分かった」 「私たちに何ができるの?」「BRCJのような確実に支援が届くところに寄付をした方がよいのでは?」などの意見がありました。経済の発展も必要でしょうが、難民を出さない国、誰もが平和に暮らせる国であって欲しいと強く思いました。

(元)ネパール・子どもの家の子どもたちを訪ねて

活動:
ネパールでの支援活動
記事更新日:
2018/03/07

 <報告>元Happy Girls Home(子どもの家・孤児院) の子どもたちを訪ねて

2018年1月3日~10日にネパールへ行き、5~7日にシンドゥリで元子どもの家の子どもたちに会ってきました。保護者とも面談し、学校の成績表も受け取って、TIFAからの支援金(里親の方々からの会費を含む)を手渡しました。英語教師で子どもの家の運営委員でもあったドル先生が現在、子どもたち全員を見守ってくださっています。

くわしい報告は下記をご覧ください ⇓

報告 HGHの子どもたちの状況 2018.1

 

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(写真1)集まった子どもたちとともに     (写真2)保護者との面談風景

この7人は、6~7歳のときから「子どもの家」でTIFAの支援を受けて育ってきた子どもたちです。TIFAからの支援は原則として10年生までのため、このプログラムもあと2年ほどで終わります。 親のいない彼女たちが貧困の連鎖から抜け出すための一歩を踏み出せるよう、職業訓練のための経済的な支援へのご協力をお待ちしています。よろしくお願いいたします! (担当:筒井百合子)

 

TIFAワールドクッカリー 「モロッコの家庭料理とお話」報告

活動:
ワールドクッカリー
記事更新日:
2018/02/27

2月24日(土) くらしかん生活情報ひろば事業として開催しました。

参加者は22名(内、講師1人、スタッフ6名 )でした。

 

講師はアラビアンな雰囲気漂う観光国モロッコのフェズ出身で、サパナでもお馴染みの槇村レイラさんにお願しました。

世界で一番小さいパスタのクスクスに、鶏肉と7種類の野菜の煮込みをかけたお料理や、

レンズ豆の煮込み、ニンジンのレモンマリネ、そして苺をトッピングした、可愛いカップケーキを

一緒に作り、お国のいろいろなお話もしていただき、みんなで楽しいランチタイムを過ごしました。

 

2017年度「世界の人びとのためのJICA基金」活用事業報告

記事更新日:
2018/02/02

事業名: ネパール・サクー村の訓練センターの拡充と人材育成

実施活動期間: 2017年5月1日~2018年1月31日

実施担当: TIFA・ネパール自立会(現地NGOとの連携)

活動目標: 地震による被害を受けた訓練所をより効果的に働く場へと発展させる。作業者の技能を高め、人材育成をすすめる。

活動の様子(写真による):以下、作業所移動からサクー村の販売活動までを紹介します。

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新しく借りた作業場

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サクー村の女性に向け公開ミシン・ダカ無料講座のポスター(作業場の壁)

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ダカ織の講習

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ミシン教室で学ぶ

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講習後互いに学び合う

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公開授業を終え、修了式に集まっ生徒たち

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修了証を手にした生徒たち

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作業所に並ぶダカ織ショール

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サクー村作業所に並ぶ展示・作品

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注文を受けたダカ織

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サクー村の1月祭りで露店を出す。

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露店でポスターを貼り作品の販売をする。

2017年度はJICA基金により、地震後のサクー村作業所を活性化し、より多くのサクー村の女性を訓練所の講習に導くことができた。この流れを継続し、サクー村の復興に向け、活動がひろがることを目的にしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TIFAワールドクッカリー「ウズベキスタンの家庭料理とお話」報告

活動:
ワールドクッカリー
記事更新日:
2017/10/24

9月23日(土)くらしかん生活情報ひろば事業として開催しました。

参加者25名(内、子ども2人、講師1人、スタッフ5名、ゲスト1名)

 講師は、シルクロードの中間に位置し、キャラバン隊のオアシスとして栄えたウズベキスタンからの留学生、マムラカット・トゥルスノヴァさんにお願いしました。

メニューは、国民食のプロフ(ピラフ)、水餃子スープ、ジャガイモの揚げパン、サラダ、そしてChak chakという揚げ菓子でした。