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2 月 23 日(金・祝)にくらしかんに於いて、「インドの家庭料理とお話」を生活情報ひろば
事業として開催しました。講師はナーズさんにお願いしました。
ナーズさんには子どもの頃から慣れ親しんできた家庭の味のカレーや、スープ、デザートな
どを教えていただき、またインドの国についてのプレゼンテーションや、サリーの着付けも
してくだり、参加者の皆さんにも喜んでもらいました。
参加者は全部で 22 名(外部 14 名、スタッフ 6 名、講師 1 名)でした。
当日の様子は下記レポートをご覧ください。
【TIFAセミナー 報告】
2023年11月26日(日)14時〜16時 とよなか国際交流センターにて
お話:三輪敦子さん (ヒューライツ大阪所長、SDGsジャパン共同代表理事)
共催:とよなか国際交流協会
講師の三輪さんより、SDGsの17の目標全般と課題や現状について丁寧にお話しいただきました。多岐にわたるSDGsの目標は一人ひとりが大切にされることが不可欠な人権目標であり、現状は多くの課題が残され達成が困難ではあるが、机上の空論で終わらせないことが重要だと述べられました。そのためにも市民社会組織の声が大切であると、TIFAの活動へのエールを送ってくださいました。
以下、お話のポイントを報告します。
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SDGsって?
2015年に採択された「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals」
30年以上前から警鐘が鳴らされていたが、抜本的な改革をしてこなかった。その結果の気候危機や激甚災害。環境、社会、経済の原因によって「地球沸騰の時代」に!
こんな生活を続けてはいけない。2030年までに解決しよう、というのがSDGs。
その中心理念「私たちの世界を変革する」「誰一人取り残さない」は人権目標そのもの。
⬇SDGs17の目標⬇
気候危機・新型コロナ・ロシアのウクライナ侵攻の三重苦で、2030年の達成は絶望的。課題や緊急性は皆理解しているが、国際会議を開いても資金の拠出でまとまらず、抜本的な解決策を打ち出せない。だが、SDGsは達成できるかどうかではない。やらないと未来はない。
日本で変革を起こすのは難しい。
・日本では気候変動対策=我慢しなければならないというネガティブなイメージがあるが、世界の66%は「生活の質を高めるもの」とポジティブにとらえている。
・日本でも貧困や格差拡大が大きな問題となっているが、それを測る指標を設定しておらず実態が見えない。外国ルーツの人が増えている中で「識字率99%」に根拠なし。
・政治における男女共同参画が進まないのは社会の意識が許しているから。私たちが受け継いできた固定観念を問い直す必要あり。
・日本では脱炭素が進んでいない。「化石賞」(気候変動対策の足を引っ張る国)の常連。
原発を推進しようとしているが、核のゴミ処理の解決策もなくクリーンエネルギーとは言えない。
・「国内人権機関を設置しよう」という目標に日本は取り組んでいない。人権理解・意識が低い。
・世界中で若者(Z世代)が声を上げているが、日本では若者世代の同調圧力が強く、声を上げる少数者へのバッシングも激しいため、意思表示に及び腰。活動を面的に広げていくのが難しい。
・大量生産・大量消費の生活を見直し、一つの物を大切に長く使う。消費者の意識が変われば企業も変わる。
・便利さの先で何が起こっているか思いをはせる。例えば、スマホの振動に使われている希少鉱物はアフリカ中央部の武装勢力の資金源。子どもや女性が誘拐やレイプの犠牲になっている。今のスマホを買い替えずできるだけ長く使いましょう。
・短期的な利益しか考えない企業から離れて「個人としての市民意識」を持つこと。政治を変えるのは、社会を主体的に考える市民の意識しかない。今日のように市民が集い、ともに考え行動を起こすことはとても大切。TIFAの長年にわたる活動の貢献には大きい。
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これからも草の根の市民団体として、次世代の未来のために活動していきたいと思います。
ご参加・ご協力いただいた皆様ありがとうございました。 (TIFAセミナー グループ)
毎月第2日曜日の午後、海外からの留学生やご家族を対象に、生活の中で、また学校で困っていることなど、美味しいランチを食べながらお話しできる会を開いています。
2023年12月の報告と写真は下記(PDFファイル)をご覧ください。
次回2024年1月14日(日) 12:00 −15:00 カフェ・サパナにて開催します。
さわやかな秋空が広がる中、小中学生20名、高校生3名、外国人リーダー9名、サポートスタッフ(大阪大学)6名、TIFAスタッフ6名(うち看護師1名) 総勢44名が豊中市役所に集まり、大型バスに乗り込んでわっぱるに向かいました。
今年のリーダーの出身国は、ナイジェリア、インド、ベトナム、キューバ、コンゴ民主共和国、パキスタン、インドネシア、シリア、ハンガリーの9カ国です。
到着後にホールで全体会を開き、スタッフ全員が子どもたちの前で自己紹介をしました。
その後3グループに別れて、20分ずつそれぞれの国の紹介のプレゼンテーションを受けました。
日頃会うことのない多くの外国人の方と交流し、それぞれの国の魅力に引き込まれていました。
シリアの方のお話は、紛争前の美しい建物が紛争後にバラバラになった様子を見せながらで、子どもたちは驚きを隠せませんでした。平和の大切さを感じました。
余興では、コンゴの方のアフリカの力強い太鼓の音色は心に染みるものがありました。ダンスも踊りました。
阪大生からは大阪大学の紹介があり、自分たちの未来を想像することができたようでした。
続いて世界のおやつとティータイムでは、キューバとハンガリーのスタッフが手作りデザートを準備してくださり、口の中で世界が広がりました。
一人で参加していた子どもたちも友達ができ、外国人スタッフとも楽しそうに話していました。
毎年思うことですが、子どもたちの心に世界という未知の広がりが大きな力になってくれることを感じました。無事に終了してスタッフの心は軽くなり、解き放たれます。感謝です。