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- アフガニスタン女性支援プログラム
- パタン・ブンガマティ プログラム
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- ウズベキスタン プログラム
- TIFAネパール自立会
- ネパールでの支援活動
- サナチェタナ小学校 支援プログラム
10月27日(火)14:00~15:00 市民活動情報サロンにて
ダカ研究者(京大大学院生)高道 由子氏によるダカ織の歴史と魅力をテーマに、ビジュアルを通して語っていただきました。参加者からの質問も活発でとても興味深いお話でした。
二大生産地が①西ネパールのパルパ ②東ネパールのテラティンであること、パルパはインドの影響、テラティンは途中からイギリス人が入りその影響があることなど~(詳しいことは、いずれ、自立会ブログでと思っています)。
以下、当日の参加者として南 真木人教授からご自分のコレクションの古ダカ、トピ(ネパールの帽子)と布を見せていただきました。その感触を味わいました。
10月28日(水) ネパールサクー村の地震後の現状と、支援先のセンター紹介、並行に取り組んでいる教育支援活動の報告をパワーポイントで行いました。その後、日ごろの活動の様子を交流しました。
~ビジュアルで当日の様子をどうぞ~
9月19日(土)にTIFAセミナーを開催しました。
「イスラームの女子教育~アフガニスタン~アフガニスタン支援活動のお話から考える~」
9/19日(土)14:00~16:00 すてっぷセミナー室にて 参加者 33名
お話:西垣 敬子さん(宝塚・アフガニスタン友好協会 会長)、イラ・ミラ・ヴィダニンシーさん(インドネシア)
ISのニュースなど、マスコミではイスラームについてマイナス面ばかり報道されていることから、イスラーム社会についてもっと勉強しようと、今回はマララさんがノーベル賞を受賞されたことで、女子教育にスポットを当てたセミナーを企画しました。アフガニスタンで女子教育を支援されている西垣さんに20年間撮りためた画像を交えてお話していただくとともに、TIFAとずっとお付き合いのあるイラさんから、インドネシアの実情を聞きました。
それまで主婦だった西垣さんは、1994年のアフガニスタン内戦をきっかけに、59歳で当地の女性と子どもの支援を始められました。初めて現地に行ったときに出会ったはIDPと呼ばれる国外に出られず国連のテントで暮らす居場所のない人たちに大変な衝撃を受け、「何かできたら」と手回しミシンを届けて洋裁教室を開きました。そこで現地の刺繍が素晴らしいことを知り、刺繍糸を集めて届ける活動も始められました。
1996年から6年間はタリバーン政権によって女性の就学・就業が禁止されたため、牛小屋などで隠れて教育を行なわれており、教師の給料を支援。郊外の学校に通う際には、タリバーンの兵士が自分の母親より年上の女性ということで親切に送ってくれたそうです。その後、3年かけて1200万円を集めてパキスタン国境近くのジャララバードにある大学の女子寮を作った際は、手抜き工事をされないよう現地に何度も足を運びました。おかげで田舎に住む優秀な女子高生が大学で学べるようになりましたが、女性の仕事は医者と看護師しかないとのこと。ほかにも孤児のためにサッカー場を作ったり、義足をプレゼントしたりといった支援を続け、2006年には毎日国際交流賞受賞を受賞されました。
現在は、ISの流れをくむタリバーン勢力TTPの台頭で、ジャララバードが危険になり、遺跡等が多く残るヘラートで遺跡の発掘や細密画の紹介といった活動に軸足を移していくつもりとのこと。「誇り高くて卑しくないアフガニスタン人が大好き」という西垣さんのお話は、女子教育にとどまらず、アフガニスタンの魅力を伝える内容となりました。
続いてイラさんからは、インドネシアのイスラーム社会について、350年間にわたるオランダによる植民地支配後期に生きたカルティニという女性の著書「闇を越えて光へ」によって女性解放運動が始まったこと、インドネシアでは、コーランの教えによって男女平等や女性の遺産相続権利が保障されており、社会進出も進んでいるが、その際には肌を出さない・アクセサリー等で見栄を張らない・男性が勘違いするような話し方や目線を使わない・親や夫の了解を得るといった決まりがあると話してくれました。
質疑応答では、今のタリバーンとかつてのタリバーンとの違いについて(今のタリバーンは主にパキスタン人によるもの)、夫が亡くなったら?(大家族制度が支える)、スポーツ(アフガニスタンでは服装などに制限があり、あまりチャンスがない。インドネシアではバドミントンが人気)といった質問があり、理解が深まりました。
西垣さんとイラさんのお話から、アフガニスタンでは女子教育の支援はなかなか難しいということ、そして改めて同じコーランを基にしたイスラーム社会でも、国によって事情は異なるということを知ることができました。
アフガニスタンが大好きと言われる西垣さんは次の訪問を考えられていますが、信頼されていたNGOとしての活動が安保法制が通ったことで大変危険になると強い口調でおっしゃっておられました。私たちの大きな懸念でもあります。
9/5(土)にTIFAグローバルサロンを開催しました。
「僕の歩んで来た道~若者の心に夢と希望を灯して~」
お話:今井 紀明さん(認定NPO法人 「D×P」共同代表)
9月5日(土)10:30~12:00 国際交流センター2ABC会議室 参加者:45名
今井さんは、中学高校時代に「何かできることはないか」と問い続け、チェルノブイリ原発の放射線被害や砂漠の緑化活動を紹介するイベントへの参加から平和問題にも興味を持ち、イラクの子どもたちのための医療NGOを設立。
劣化ウラン弾問題の取材のためにイラクに渡航した際に、現地の武装勢力に人質として拘束されました。帰国後「自己責任」の言葉のもと、外出すれば暴力を振るわれ、「自作自演」とののしられるなど、日本社会から大きなバッシングを受ける。首にナイフを突きつけられたイラクの8日間より、帰国後のバッシングの方が辛かったとのことです。
うつ、対人恐怖症、ひきこもりになったが、先生や仲間の励ましもあり、同じ経験を持つ自分なら、周りから否定されて中退・不登校になって引きこもりになっている通信制・定時制高校生の気持ちに寄り添うことができると、一歩踏み出す勇気を持ち、友人とNPO法人「D×P」を立ち上げる。
成功体験(自己肯定感)と社会関係資本(人とのつながり)の獲得の2つを提供し、一人ひとりの高校生が納得いく進路決定ができるようにすることを目指して活動しています。19歳~39歳130名という多様なボランティアにも関わってもらい、苦しい経験をシェアしている。部活動もあり、みなで撮影に行ってアート展を開いたり、フィリピンやカンボジアなど海外へ出かけたり、企業へのインターンシップも行っている。
若者は、次の社会の重要な要。「一人ひとりの若者が、自分の未来に希望を持てる社会」が大切であり、目標であると力強く話された。
今井さんの活動に心からエールを送り続けたいと思いました。元気をいっぱいもらえて、清々しい気持ちになれました。心のこもった募金も3万円集まりました。
本日は生花を楽しみました。夫々、オアシスで生ける花はとても個性豊か
、国際色豊かで思い思いのフラワーアレンジメントが完成しました。