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国際協力
- アフガニスタン女性支援プログラム
- パタン・ブンガマティ プログラム
- Happy Girls Home 「子どもの家」
- ドダウリ村住民のための支援事業
- ネパール大地震 緊急支援活動 2015年4月~
- ウズベキスタン プログラム
- TIFAネパール自立会
- ネパールでの支援活動
- サナチェタナ小学校 支援プログラム
ネパール大地震後、最初のネパール支援活動を箕面駅前にて、他団体と共に実施。 風の吹く、天気に恵まれた1日をTIFAボランティアのみなさまとテント内で物品販売に精出す。 ネパールの支援先のサクー村やドダウリ村に思いをはせ、いつになく、力のこもった活動だった。
① 当初から海外の援助隊が入り、村へのテント、食料の支給がなされました。 サクー村中心部に は、手が差し伸べられましたが、悩ましい状況の生活者も当初からいることは確かです。
② サクー村から離れているウグラタラ(ugratara)やキッツ校周辺(khitiz) は援助の手が届いていません。テント、食物、など届いていません。 少しのお金を貯めて、小さな住まいをつくらねばと思っています。
③ サクー村の訓練センターで働いていた人たちは無事でした。しかし、訓練所は壊れ、オーナーもテント暮らしです。 ミシンや材料は持ち出され、1階に運ばれました。 人々はテントで暮らし、毎日、壊れた家から物を運び出したり、お葬式の行事に忙しく暮らしています。 ジャガイモの季節で、それらを畑から持ち運び、貯蔵の場所を確保しています。
④ 中心部から離れた場所に住むかれらは、住む場所を確保できていません。 また、サクー村は数日前とはちがい、配給は減ってきています。 食べ物を寄付する人も減り、今は、ひとりのインド人が、ある場所で食料支援を行っています。 人々は、長い列をつくり、食料を手に入れるまで待っています。 これができない人は貰うことができません。いずれは、飢えにさらされるかもしれないという心配があります。
⑤ 雨季が近づき、特に、雨量の多いサクー村は、大変な状況に追い込まれるかもしれません。 緊急の食べ物、テント、マットレスが支給されてきましたが、人々の心配は住む場所です。 政府の援助への不満が人々の間に出てきています。
* 雨の多い地域で、テントを設置する場所が提供されていない不安の声が聞こえてきます。 食料もそのうち不足してくるかもしれない、病気は? 年寄りは? 赤ん坊は? さまざまな思いが想像できます。 サクー村の雨季の道のひどさは、経験した私もよく理解し、地震後の当地を思う時、援助を積極的にやっていかねばならないと、思いをあらたにいたしました。(自立会担当者記)
ちょっと古い情報になりますが、
TIFAワールドクッカリー「スペインのおやつ作りとクリスマスのお話」
を昨年2014年12月15日(月) 13:00~
くらしかんの生活情報ひろば事業として開催しました。
講師はスペイン、バルセロナ出身のイリスさんです。
レポートはこちら
TIFAセミナー「多様なイスラームを知ろう~アジアのイスラーム社会、マレーシアを例に~」
2月28日(土) 豊中市立男女共同参画センターすてっぷ セミナー室1ABC
テロなどのニュースで、「イスラーム」→「イスラム国」「アルカイダ」「タリバン」とイメージされがちなイスラム教ですが、TIFAがお付き合いしているイスラム教徒のみなさんは、みんなとても誠実で優しい人が多いです。世界にはさまざまなイスラーム社会があることを知っていただきたいと企画したセミナーです。
講師の信田敏宏先生はまずはじめに、特にイスラームの研究家でないですがと前置きされ、しかし「イスラム国(IS)」によるあの残忍な人質事件が続いて起こったことで内容を少し変えてイスラーム世界の現状や、イスラームとは何か?など基礎的なことに時間を割いて話されました。
イスラーム世界の現状;ムスリム(イスラム教徒)は世界の人口の約2割、16億人。9.11アメリカ同時多発テロでイスラームへの関心が高まった。その後のアフガン戦争やイラク戦争によりイスラム過激派のテロも頻繁になり、不安定な中東情勢が続く中、ISの勢力が拡大していった。イスラームへの負のイメージが拡がりつつあるが、その根っこには貧困、差別、イスラム教への無理解などがある。
イスラームとは何か?;イスラームとはアッラーを唯一の神とし絶対服従を説く。ムハンマドはアッラーの使徒であり預言者。ムハンマドが神から授かった言葉をそのまま記録したものがクルアーン(コーラン)。クルアーンには、聖地メッカに向かい5回礼拝すること、貧しい人々への喜捨、ラマダーン月の断食、マッカ(メッカ)への巡礼、他にも豚肉を食べてはいけない、女性の身だしなみなどイスラム教徒の守るべき事柄が書かれている。
イスラーム復興;イスラム世界は植民地化によって西欧的な思想による近代化が進み、そのことに反発してクルアーンの精神に立ち返り本来のイスラーム社会への復帰を求める思想・運動が興った。例えば1979年のイラン・イスラーム革命、シーア派ホメイニ師を指導者とした勢力が政権を奪還した。シャリーア(イスラム法)には石打ちの刑や斬首など現代社会において過酷とされる刑罰も存在。
イスラム教には2大宗派としてシーア派とスンニ派があり「イスラム国」はスンニ派のサラフィー・ジハード主義で初期イスラームへの回帰の思想。ジハード(聖戦)はアッラーのために自己犠牲をいとわず戦う、又は奮闘努力することを言うが、今は武器を手にした武力闘争が前面に出ている。
次に今回のテーマである多様なイスラームの例として、マレーシアにおけるイスラームとご専門のマレーシア先住民オランアスリについて述べられました。
オランアスリは独自の信仰があったがやはりここでも1970年以降イスラーム復興の動きが盛んになりイスラーム化が進んだ。しかしマレーシアはマレー人の他に多民族で構成されているので宗教の自由も認められており、国としては穏健なイスラーム化路線を継承している。
お話の途中で見せていただいた世界各地から集まったマッカ巡礼の人々の映像には圧倒された。
また終わりにラマダン断食のDVDも見せていただきました。日没の合図と同時に食事を取る家族の様子に食べられることの有り難さが伝わってきました。信田先生がマレーシア滞在中、断食にチャレンジしたが暑い上に水分を取れないのがきつかった、起床が遅かったのでステイしている家の人達が夜明け前にも食べていたのを知らなかったなど、おもしろい体験談を話してくださりました。
結びに、現在起きているイスラームの問題は様々な観点から考え理解していくことが大切であり、私たちが得ている情報はほんの一部でしかなく操作されていたりもすると言われたことが心に残りました。マレーシアの留学生ラフマットさん、アフガニスタンのレザさんも参加してよかったと言われ、参加者からも熱心な質問やアンケートにもイスラムのことがよく分かったという声が多かったです。
[注:信田さんはアラビア語の発音に近い「イスラーム」という表現を使われています。]
関西最大の国際協力のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」に参加しました
日時:2月7日(土)・8日(日)10時~17時
場所:関テレ扇町スクエア、北区民センター、扇町公園
TIFAはNGO・NPOフロアにて活動紹介およびネパールグッズ等の展示販売をし、多くの方と交流することができました。
楽しくためになるセミナーや催しも盛り沢山で、楽しい2日間となりました。