<報告> アフガニスタンDAY~刺繍がつなぐ6,266㎞~
2025年6月28日(土)豊中市男女共同参画推進センター「すてっぷ」セミナー室にて、27名のご参加をいただき、無事終了しました。
前半

は「RAWAと連帯する会」事務局長の桐生佳子さんより、アフガニスタンの女性の置かれている状況と、先月の現地訪問の様子を写真を交えてレポートしていただきました。
現在アフガニスタンでは、女性に対して過酷な人権侵害がタリバン支配下で行われています。また、国民の大半が困窮している中、貧富の差が激しく、超豪華なレストランを一歩出ると物乞いの子ども達が執拗につきまとういうお話に胸が痛みました。そのような中、アフガニスタン各地で目立たず地道に着々と、RAWAの支援により女子教育や女性の職業訓練が続けられています。「女性の教育はストップさせない!」という現地RAWAの信念に一筋の光を見ました。
>
後半では、アフガニスタン支援プロジェクトEJAAD(エジャード)の活動を報告しました。2017年からスタートし、作業所となる拠点施設を2022年に作りましたが、タリバン支配下で徐々に女性が外出しにくい状況となり、今は多くのメンバーが自宅で刺繍製作をしています。

今回初めての試みとしてWhatsAppで現地とつなぎ、刺繍を作っている5人の若いメンバーが顔を隠さず出演してくれました。自己紹介では皆「日本から応援してくれて嬉しい、ありがとう」。将来の希望は「ドクターになりたい」「小学校の先生になりたい」、そのために早く勉強を再開したいと。 学校にも仕事にも行けず、一日の数時間しか電気が使えず、外出は週に1,2回の買い物だけという厳しい状況でも、こんな明るい笑顔。私たちのほうが励まされました。

ティータイムには、ナーズさん手作りのフェルニ(アフガニスタンのプリン)、焼き菓子、紅茶、サフランティーを楽しみました

刺繍作品の展示販売コーナーでは、多くの人が手に取って現地の女性達に心を寄せていただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました
