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TIFA日本語くらぶ 岡田 勝美
火曜日は忙しい。
まず10時から12時までとよなか国際交流センターで「日本語指導者養成コース」がある。文化庁の委託事業のひとつで地域のボランティア日本語指導者を養成するコースだ。
そこでは日本語を学ぶ外国人とそれを支援するボランティアが集まり、実際に日本語を指導しながら指導方法を身につけ、そのレベルを向上させていこうとするコースだ。
コースの特徴のひとつは日本語指導者に外国人も参加していることだ。
もともとTIFAは、外国人の持つ優れた能力を十分に活かして地域で活躍できる機会作りに積極的だ。そのひとつの機会として高い日本語能力を持つ外国人に、自らの日本語修得体験を活用して後から来日する「後輩」たちを支援する側に立ってもらおう~というわけだ。 ノンネイティブの持つ体験や地域の生活情報はネイティブ日本語指導者にはない能力で「後輩」たちが地域に定着する上で貴重な「資源」である。
私がこのことを知ったのはハノイの日本語学校に赴任する直前の2010年のことだった。そのとき私は思った。(日本に帰ったら必ずこのプログラムに参加しよう~)と。
2年前に帰国してから、海外での日本語教師指導経験を活かしながらそれに取り組んでいる。
火曜日が忙しいのは、午前のコースのあと夕方の5時30分からフィリピン領事館のスタッフの日本語授業があるためだ。場合によっては、その間にミーティングが入ることもある。しかし、職場単位の日本語クラスは海外でも日本でも楽しいクラスになることが多い。学習者同士が仕事仲間であることからクラスに「一体感」が生まれるからだ。
それだけにわかりやすく面白い授業にしようと準備も熱が入る。 朝から夜までの仕事で7時すぎに授業が終わると疲れは残るが、同時に充実感もありホッとして帰りの電車に乗る。
※写真はフィリピン領事館のクラス