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5月16日14:00~16:00とよなか国際交流センター会議室2ABにて、「目の前の子どもを救いたい~フィリピン ミンダナオ子ども図書館を拠点に支援活動~」を開催しました。参加者は48名でした。
ミンダナオ島南部の大湿原は天然資源が豊富であることから、宗教対立も絡んで紛争が絶えません。2000年にこの地を訪れた松居友さんは、紛争による悲惨な状況の中で表情をなくした子ども達を目にして、「この子どもたちを救いたい」と絵本の読み語りをしたところ、子ども達に笑顔が戻ったそうです。そこで現地の若者達とNGO法人を立ち上げ、活動の原点である読み語りにちなんで「ミンダナオ子ども図書館」という名称をつけました。
紛争で親を亡くしたり極貧生活を強いられている子ども達に生活の場と勉強の機会を与えたいと、現在は宗教の異なる120人の子ども達が図書館で暮らしています。図書館の支援で、自宅や下宿小屋から学校に通う子ども達を含めると、600人の大家族です。「すべては子ども達のために」という原点から、読み聞かせ活動、教育、医療、そして文化と農業を、平和や自立を築く礎として展開しています。この図書館で育った若者達は、読み聞かせや緊急支援、ゴムの植林などに参加して、自らが困窮した子ども達を助けています。共同生活をしている子ども達は、イスラム教徒・キリスト教徒・先住民族と宗教や民族の違いを認め合い、友情の中から心を開き、直面する問題を解決しようと力を合わせています。現在は日本から多くの若者が訪れ、子ども達と生活しています。心が震えるほどの体験を通して生きる力を得て、日本に帰っているそうです。
子ども達に寄り添い、心を尽くして支援活動をされている松居さん。子ども達に夢と希望を手渡されています。パワーポイントに映し出されたミンダナオ島の笑顔の子ども達に、一日も早く平和が訪れるようにと祈りました。
Mindanao Children’s Library Foundation Inc.
貧しいからって必ずしも不幸とは限らない。私たちの生活の方が豊かな国の人々の生活よりもはるかに美しいと感じるときだってある。けれども、どうにもならないのが、1日3食たべられないとき、お金がなくて学校に行けないとき、病気になっても病院に行けないとき…。