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2021年2月11日(木・祝日) 午後2時~4時に、万全のコロナ対策を取りながら、とよなか男女共同参画推進センター すてっぷで、NPO法人テラ・ルネッサンスの栗田 佳典さんをお招きしてTIFAグローバルサロンを開催しました。
栗田さんはウガンダのカンズという正装の時に着る服で登場されました。開口一番、皆さんの平和の定義はなんですかという問い。
それぞれがそれぞれに考え育んでいくもの。一人一人の行動が作っていくもの。自分の中で持つもので平和はいろんな定義があっていいと。テラ・ルネッサンスは、支援しながら平和について考えることの重要性を説きます。
紛争地に入り、課題として取り組む折、現地の人からいろんなことを教えてもらうという気持ちを持つ。仲介役としての立場をとる。ラオスには、今も多くのクラスター爆弾の不発弾が森に残っている。森に入らなくていい方法として養蜂をすすめている。地域にあった支援が必要。ウガンダは1962年イギリスから独立。」しかし紛争は現在も続いている。3万6000人の子供たちが誘拐された。元子供兵が帰還後、周りの住民からの差別、いじめがある。子供兵は被害者でも加害者でもある。
コンゴ民主共和国『平和のない国』教育、医療が武装勢力に侵されている。支援物資も届かない国、栗田さんが現地に入ったおり避難民の子どもたちがニーゴ、ニーゴ、ニーゴと寄ってくる。「ニーゴ」とは、国連平和軍の兵隊さんという意味だそう。生まれた時から兵隊のことを知っている悲しい現実。栄養失調で11人に1人が5歳までしか生きられない。将来の夢は「大人になりたい」。子供たちは子供兵として紛争に巻き込まれ銃を持って戦っている。少女兵も多く、望まない妊娠、チャイルドマザーという厳しい現実。コンゴでは電子機器に使用されているレアメタル(希少金属)が多くとれる。コンゴ戦争は遠く離れた私たちにも関わる問題なのです。しかし、『一人一人に未来を作れる力がある』『一人一人の力は微力化も知れないが、無力ではない』『レジリエンス』(困難な状況に対して跳ね返す復元力、回復力、多様な適応能力)。その思いで、社会復帰支援センターを運営している(洋裁、木工大工、英語、数学の授業を行っている)。笑顔のなかった元子供兵が自分に自信を持ち、屈託のない笑顔をこぼしている。これからも伴走するという気持ちでいたい。13歳で心臓の手術をして生命の大切さをいちばん知っている栗田さん。「私たちのような活動が必要とされない社会、平和な社会になるといいですね」。
真摯な栗田さんのお話に感動し、すがすがしい気持ちで帰りました。(田坂百合子)